
リヒャルト=マッケラン
Richard McKellen42歳 182cm 76kg
北方軍情報部指令執行班 中佐
発言:比較的穏やかな口調で喋るが、内容はわりと好戦的。
性格:一貫して自分のやり方にしか興味がない。冷徹な合理主義者。
異能:なし
過去
中央で大きな力を持つとある巨大な財閥の家の嫡子として生まれるが、育っていくうちにあまりにもその人格が異常であるとみなされ、士官学校に16歳で入学すると同時に廃嫡離縁、一般的に見て天涯孤独という扱いにされる。士官学校のときの費用などは、貯めていたお金や、在学中にこっそり稼いでいた裏金でなんとか賄っていた。マッケランという苗字は財閥の家系における傍系の軍人一家からもらったもの。本人も家族にさほど興味がないため、自分の代わりに当主となった弟がいることを最近知った。そんなヤツいたか?
略歴
16歳:士官学校入学。18歳:士官学校卒業、そのまま入隊(おそらく南方軍)。
同年 ハロルド(現)大佐とバディを組む。
21歳:行きずりの女を孕ませる。シェリ(現)上等兵の母親は彼女。
??歳:ドロテオ曹長(※1)とバディを組む。
32歳:アリシア(現)少佐とバディを組む。
37歳:1年ほど士官学校にて教官職に就くが早々に戻る。
38歳:南方軍兵士部から北方軍情報部への異動を命じられる。
42歳:現在。シュゼット軍曹とバディを組む。
人間関係

若かりし頃から長く付き合ってもらっているため、色々と逆らえない。人格的に問題があるリヒャルトを面倒見てくれていたという時点で、本人は非常に感謝しているが、わざわざ口に出すことでもないと思っているのでそんな話はしない。考え方もやり方も真逆だからこそ心配させている自覚はある。ハロルドさんの異動に伴いバディを解消。

「軍人嫌いの軍人」。南方出身者で軍部によって故郷を踏み荒らされた経験から、民間人を巻き込まない戦をさせるために軍部に入ったが、南部戦線の激化に伴い疎開してくる南方民を受け入れない中央の姿勢に嫌気がさし、自ら南方軍に戦線復帰。まわりの軍人さえ当然のように巻き込む作戦を立案するリヒャルトの腕を買い、ふたりでいろいろやらかしてたら、砲撃を受け即死。殉職したため現在の記録では少尉。中央に墓がある。

上からの命令で組むことになった。最初はリヒャルトのやり方を受け入れないと思っていたが、呆れた目で見てくることが多くなった。「馬鹿なひと」と思われてることは知ってる。彼女に自分のやり方を押し付けることはなく、わりと放任主義で見ていた。成長していく彼女を見ているのは嫌いじゃない。北方軍への異動に伴いバディを解消。

やっぱり上からの命令で組むことになった。彼女の強姦未遂事件とその軍法会議の流れを知り、どういう態度を取るのかなど興味を持っていたところ、指令が下る。「臆病者」「卑怯者」と自分を否定しがちな彼女を全面肯定し、彼女の変化を興味深く見守っている。

士官学校時代から死ぬほど気に食わなかった男。こいつにだけは負けたくないとリヒャルトにしては珍しいほど敵対視していた。しかも自分よりもあっさりと上に行かれていたことを知って、珍しく苦々しい顔をしてしまった。

南方軍から北方軍への異動を言い渡してくれた恩人。実はこのとき裏で特務部が動いていたらしい……。彼のことを「甘い男だ」と揶揄するし、お互いのやり方は分かり合えないことを熟知しているが、人間的に尊敬している。

なんと実の娘。抱き捨てた女の子どもだったと知って驚愕した。もともと強さに固執し勝利に執着する様子から、目をかけていたが、本人からは「んだこの爺」くらいにしか思われていなかったことも知ってる。

かつてリヒャルトが南方軍にいたとき、ぽつんと立っていたディランさんに食べ物を分け与えようとして振り払われた。中央で再会するが、正直リヒャルトが覚えていたのは奇跡の類だと思う。とある大佐への渡りをつけるために手伝ってもらった。
漫画
敵わぬ男 | 異動時のあれこれ卑怯者の勲章 | バディとの初対面
名前を呼びたがらない男の話 | 名前の話
Central.1 | 中央へ
Central.2 | 再会と不穏
Central.3 | 商談
Central.4 | 火種
さよならエミリー | バディ解消の話